目次
第1章 失敗学要説
第2章 失敗知識データベース
第3章 失敗を克服する
第4章 創造性をはぐくむ
第5章 設計課題を見つける
第6章 創造的解を生み出す
第7章 失敗知識活用設計法
参考文献
索引
あとがき
1,980円 (税込)
創造設計に挑戦する者が,他所で得られた失敗知識を活用し,有効な設計解を見つけるための手法を解説。
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第1章 失敗学要説
第2章 失敗知識データベース
第3章 失敗を克服する
第4章 創造性をはぐくむ
第5章 設計課題を見つける
第6章 創造的解を生み出す
第7章 失敗知識活用設計法
参考文献
索引
あとがき
本書では,また新しい試みとして,これまで書き込まれることがほとんどなかった 「人による操作や判断」 を思考展開図に積極的に書き込んだ.これは,本書が失敗学を創造設計に積極的に組み込み,創造設計をより効果的に進める,すなわちすばやく有効解にたどり着くことを目指すためである.失敗事例を考えるときに,ヒューマンファクターを除外することはできない.また,創造設計で設計者が採用したすべての設計要素と,事故事例を集積した知識ベースに記録されている失敗要素 (失敗の軌跡) を自動的に比較するには,ヒューマンファクターは教訓として扱うだけではなく,解析のメカニズムに取り入れなければならない.
創造と失敗は表裏一体である.失敗なくして創造はないし,創造活動をすれば,失敗は付き物である.本書は,創造設計に挑戦する者が,ウェブ技術を利用して他所で得られた失敗知識を活用し,有効な設計解を見つけるための手法を解説するものである.
日本は,世界に誇れる歴史と文化を所有する国である.それを継承する活動に従事する人は,世に対する貢献は大きいし,私たちに感動を与えてくれる.しかし,高等教育において工学を志す進路を選んだ者は,製品,サービス開発という厳しい世界との競争に,否応なく参加しなければならない. そこでは,過去の やり方を踏襲していては競争に負ける.受験勉強と硬直した社会システムに蝕まれた創造性を,一人でも多くの人が取り戻し,効率よく発揮して世界の工業界リーダーの一人として,将来も存在し続けることを願う.
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