目次
はじめに
第1章 農地おける塩害の概況とその修復
第2章 福島第一原子力発電所事故からの畜産業の復興のための
家畜や畜産物の放射性核種汚染の実証的調査研究
第3章 水産業における震災からの復興
第4章 津波被災農地の雑草植生と復旧に向けた植生管理について
第5章 東日本大震災からの復旧・復興を目指した研究開発
第6章 震災復興を担う木造建築における地域材の活用の意義と可能性
第7章 地域コミュニティの現状と再建をめぐる課題
〜2012年 9 月現在の状況〜
あとがき
説明
日本農学会では、日本の農学が当面する様々な課題をテーマに掲げ、そのテーマに精通した研究者・有識者にお願いし、農学に関心を持つ方々を対象とするシンポジウムを平成17年度から毎年に開催してまいりました。
平成24年度のシンポジウムは、東日本大震災がもたらした農林水産業ならびに地域社会基盤に与えた被害の状況や復興における課題を取り上げ、現場に精通した研究者・行政の担当者の方から、農林水産業と地域社会の両面について震災の被害やその後の産業・地域の復興状況を紹介すると共に、政策面を含めて今後に向けた取り組みについてご講演いただきました。大震災に対する農学の取り組みの状況、農学が担う使命、農学が果たす将来への可能性等について幅広く社会へ提言いたしたいと考えています。
ここにシンポジウムの講演と討論の成果をまとめ、本書を刊行いたします。本書の刊行により、これらの問題に対する私たちの理解が一段と深まることを期待いたしております。
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