ドライバを支援する車の知能化技術

2,420 (税込)

本書は、人間(ドライバ)と機械(車)との関係について、技術的流れや具体的な検討事例を通してこれから10~50年後の人と車との関係を考え、著者が日産自動車(株)で研究・開発し、学会に発表した内容が基になっている。いつしか、いまの形ではないにしても、人間の良き相棒となる車につながる技術であると信じている。

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著者:
判型 A5判
第1版
ページ数 145
発行日 2013/03/15
ISBN-13 978-4-8425-0511-4 C3053
ISBN-10 4-8425-0511-7
JAN 1923053022005
図書館: カーリル
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目次

1章 自動車技術の進歩とその見方
2 章 ITS 車両の目指すもの
3 章 環境に起因する運転の難しさを支援するシステム
4 章 ドライバの思いに起因する運転の難しさを支援するシステム
5 章 必要なときに必要なことを運転支援するために
6 章 未来の運転支援
7 章 未 来 の 車
参考文献・索   引・用語説明

説明

ちょっと昔のテレビ映画に人工知能が搭載されたスポーツカーを扱う番組があった。人間(ドライバ)と会話し、前の車を自動運転で追跡し、人間と車が一体となり事件を解決していくというストーリーで、子供心にワクワクしたものである。

夢物語だった人間と機械との関係が現在少しずつ現実味を帯びてきている。車の 「走る」、「曲がる」、「止まる」 は車に搭載されたカメラやレーダによって部分的ではあるが、人間の運転操作を代替し始めた。また、ロボットが人間とコミュニケーションを行い、「癒し」 や 「精神的な疾病の治療手段」 になり始めている。コンピュータ技術の進歩、通信技術の進歩、そして車の構造、機構、制御の進歩により、前番組のストーリーは、もはや絵空事ではなくなってきている。

本書は、こうした人間(ドライバ)と機械(車)との関係について、技術的流れや具体的な検討事例を通してこれから10~50年後の人と車との関係を考え、著者が日産自動車 (株) に勤務していたときに多くの人々に支えられながら研究・開発し、学会に発表した内容が基になっている。いつしか、いまの形ではないにしても、人間の良き相棒となる車につながる技術であると信じている。

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