目次
第1章 総 論
第2章 水 稲
第3章 陸 稲
第4章 コムギ
第5章 オオムギ
第6章 ライムギ
第7章 エンバク
第8章 トウモロコシ
第9章 モロコシ
第10章 キ ビ
第11章 ア ワ
第12章 ヒ エ
第13章 シコクビエ
第14章 トウジンビエ
第15章 ハトムギ
第16章 ソ バ
第17章 その他の穀物
第18章 ダイズ
第19章 アズキ
第20章 ラッカセイ
第21章 インゲンマメ
第22章 リョクトウ
第23章 ササゲ
第24章 エンドウ
第25章 ソラマメ
第26章 ヒヨコマメ
第27章 キマメ
第28章 ヒラマメ
第29章 その他のマメ類
第30章 ジャガイモ
第31章 サツマイモ
第32章 キャッサバ
第33章 ヤムイモ
第34章 タロイモ
第35章 コンニャク
第36章 その他のイモ類
第37章 その他の食用作物
索引
説明
初版が発行されて以降、わが国の食料を取り巻く社会状況は大きく変動した。米についてみると、流通制度の改変、輸入の義務化、そして消費量の急減など、米作の根源に関わるような変化が起こった。最近では国際的な原油価格やバイオエネルギー需要の上昇などにより、穀類の価格が大幅に上昇したため、輸入に依存している国々では基本的食料の安定供給が困難な事態が生じている。一方、生産技術の面では、播種、移植、管理および収穫の機械化が進み、労働生産性は格段に向上した。また、30前には予測できなかった遺伝子組換え技術が実用化し、生態系や健康面への影響が懸念されてはいるものの、南北アメリカを中心にこの技術により作出された品種が主役になりつつある。
本書改訂の目的は、上記のような社会経済的変化や科学技術の進展を内容に反映させることである。そのため、生産状況、生理的特性や栽培技術、利用技術などに関わる記述は全面的に改め、対応する図表や文献も相当数を入れ替えた。一方、星川先生自ら描かれた植物や器官・組織の絵は写真に勝る説得力を持っており、その多くをそのまま残すこととした。また、類書にない充実した参考文献の記載も本書の特徴であったので、入手困難な古い文献を削除しつつ、最近の重要文献の補充に努めた。
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