目次
第1章 人獣共通感染症の概念と展望
1.人類の歴史と動物由来ウイルス
2.人獣共通感染症の概念
3.人獣共通感染症の種類
4.エマージング感染症としての人獣共通感染症
5.エマージング感染症の出現の背景
6.マイクロビオーム
7.種の壁を越えるウイルスの適応
8.野生動物由来の未知のウイルス
第2章 野生動物由来感染症対策
1.はじめに
2.世界の野生動物由来感染症とその対策
3.わが国の輸入動物の現状とニアミス例
4.わが国の輸入動物対策-経緯
5.感染症法の見直し-動物由来感染症の対策強化-
6.狂犬病予防法における輸入検疫制度の見直し
(1)システムの変更
(2)事前届出
(3)係留場所
(4)係留期間
(5)実験用動物
(6)イヌ以外の対象動物
7.おわりに
第3章 重篤な人獣共通ウイルス感染症対策
1.はじめに
2.新興・再興感染症としての側面
3.動物の輸入規制と法的対策
4.感染症サーベイランス
5.国際協力
6.診断体制の確立
7.バイオテロ対策
第4章 牛海綿状脳症
1.はじめに
2.疫学
(1)BSEの発生
(2)ウシ以外の種への伝播
(3)BSEプリオンの起源
(4)BSE感染牛の体内プリオン分布
3.診断(症状・診断方法)
(1)臨床診断
(2)病理学組織学検査およびIHCによるPrPScの検出
(3)免疫生化学検査
(4)バイオアッセイ
4.予防・対策
5.その他
第5章 鳥インフルエンザ
1.はじめに
2.疫学
(1)病因
(2)AIVの生態
(3)H5N1亜型による高病原性鳥インフルエンザの発生
3.診断
(1)病原学的診断
(2)血清学的診断
(3)病原性診断
4.治療
5.予防・対策
(1)鳥類における予防・対策
(2)ヒトへの感染予防
第6章 E型肝炎
1.はじめに
2.疫学と臨床症状
3.病原体
4.診断
5.日本で確認されたHEVの感染ルート
6.ブタや他の動物でのHEV感染
7.動物からヒトへのHEVの伝播
8.治療・予防対策
第7章 日本脳炎
1.はじめに
2.疫学
3.診断
(1)臨床症状と病変
(2)実験室内診断
4.治療
5.予防と対策
6.その他
第8章 狂犬病
1.はじめに
2.疫学
(1)生態
(2)感染経路
(3)原因
3.診断
(1)症状
(2)病理
(3)病原・血清
4.治療
5.予防・対策
第9章 ウエストナイルウイルス感染症
1.はじめに
2.疫学
(1)WNV感染における蚊と野鳥の役割
(2)WNVの特徴と伝播様式
(3)北米および中米における流行の現状
(4)世界におけるWNVの流行と疫学
(5)オセアニア、東南アジア地域におけるフラビウイルス属の疫学
(6)WNV遺伝子と分子系統樹解析
(7)各種動物におけるWNV感染
3.診断
(1)症状
(2)診断法
4.予防・対策
(1)予防
(2)農水省におけるWNV感染症の対策
(3)ワクチン
5.その他、今後の展望と課題
第10章 ヘンドラウイルスとニパウイルス感染症
1.はじめに
2.ヘンドラウイルス感染症
(1)発生経緯
(2)症状
(3)伝播
3.ニパウイルス感染症
(1)発生経緯
(2)症状
(3)伝播
4.病原体
5.治療
6.診断体制および対策
7.おわりに
第11章 腎症候性出血熱
1.はじめに
2.疫学
3.診断
4.治療
5.予防方法
6.おわりに
第12章 牛痘と偽牛痘、伝染性膿疱性皮膚炎
1.はじめに
2.疫学
3.診断
4.治療
5.予防・対策
6.その他
第13章 エボラ出血熱とマールブルグ病
1.はじめに
2.疫学
(1)病因
(2)感染経路
3.診断
(1)症状
(2)診断法
4.治療と予防
5.法規関連
第14章 ラッサ熱
1.はじめに
2.疫学
(1)感染経路
(2)病因
3.診断
(1)症状
4.病理
5 診断方法
6.治療と予防
7.関連法規
第15章 Bウイルス感染症
1.はじめに
2.疫学
(1)病因
3.診断
(1)症状
(2)診断法
4.治療
5.予防・対策
第16章 ボルナ病ウイルス感染症
1.はじめに
2.疫学
(1)動物でのBDV自然感染
(2)ヒトにおけるBDV感染
(3)実験動物での病原性
(4)BDVの中枢神経傷害性機序
3.診断
(1)症状
(2)診断
4.治療
5.おわりに
第17章 炭疽
1.はじめに
2.疫学
3.診断
(1)動物の感染症
(2)ヒトの感染症
4.予防・対策・治療
第18章 豚丹毒
1.はじめに
2.疫学
(1)豚丹毒菌の分類
(2)分布および動物からの分離
(3)感染経路
(4)菌の病原因子
(5)免疫
3.診断
4.治療・予防対策
第19章 リステリア症
1.はじめに
2.疫学
3.診断
4.治療
5.予防・対策
6.その他
第20章 結核
1.はじめに
2.疫学
3.診断
4.予防・対策
5.その他
第21章 大腸菌感染症
1.概念
2.疫学
(1)ウシ、ブタの大腸菌性下痢
(2)ブタの浮腫病
(3)ヒトの腸管出血性大腸菌感染症
3.病因
(1)下痢原性大腸菌
(2)腸管毒血症性大腸菌(ETEEC)
4.診断
(1)ウシ、ブタの大腸菌性下痢
(2)ブタの浮腫病
(3)ヒトの腸管出血性大腸菌感染症
5.治療
(1)ウシ、ブタの大腸菌性下痢
(2)ブタの浮腫病
(3)ヒトの腸管出血性大腸菌感染症
6.予防・対策
(1)ウシ、ブタの大腸菌性下痢
(2)ブタの浮腫病
(3)ヒトの腸管出血性大腸菌感染症
第22章 サルモネラ症
1.はじめに
2.SE
(1)SEの疫学
(2)各国におけるSEの疫学
3.診断
(1)症状、病変
(2)介卵感染性
(3)診断
(4)感染に及ぼすストレスの影響
4.治療
5.予防・対策
(1)WHOの勧告
(2)英国の対策
(3)米国の対策
(4)日本の対策
(5)具体的な対策
6.まとめ
第23章 エルシニア症
1.はじめに
2.疫学
(1)病原体
(2)ヒトでの発生状況
(3)保菌動物
(4)感染経路
3.診断
(1)臨床症状
(2)診断
4.治療
5.予防・対策
第24章 野兎病
1.はじめに
2.疫学
3.診断
4.治療
5.予防・対策
第25章 ブルセラ病
1.はじめに
(1)概念
(2)経緯
2.疫学
(1)生態
(2)感染経路
(3)病因
3.診断
(1)症状
(2)診断法
(3)抗体検査法
(4)菌の分離同定法
(5)同定
4.治療
5.予防・対策
6.その他
第26章 カンピロバクター病
1.はじめに
(1)概念
(2)経緯
2.疫学
(1)生態
(2)感染経路
(3)病因
3.診断
(1)症状
(2)診断法
4.治療
5.予防・対策
6.その他
第27章 Q熱(コクシエラ症)
1.はじめに
2.病原体と宿主域
3.ヒトQ熱の病態
4.世界におけるヒトのQ熱
5.日本におけるヒトのQ熱
6.動物のコクシエラ症
7.日本における動物のコクシエラ症
8.本菌の新しい性状
9.診断
10.治療
11.今後の課題
12.おわりに
第28章 オウム病
1.はじめに
2.疫学
(1)病因
(2)生態
(3)感染経路
3.診断
(1)鳥類のクラミジア感染症の症状
(2)ヒトのオウム病の症状
(3)鳥類のオウム病の診断
(4)ヒトのオウム病の診断
4.治療
5.予防・対策
第29章 レプトスピラ症
1.はじめに
2.疫学
(1)生態
(2)病因
3.診断法
(1)症状
(2)診断法
4.治療
5.予防・対策
第30章 猫ひっかき病
1.はじめに
2.疫学
(1)発生状況
(2)病原巣とベクター
(3)ネコのBartonella感染率
(4)病原体
3.診断
(1)ヒトの臨床症状
(2)動物の臨床症状
(3)診断法
4.治療
5.予防・対策
第31章 ライム病
1.はじめに
2.疫学
(1)生態
(2)感染経路
(3)病因
3.診断
4.治療
5.予防と対策
6.その他
第32章 回虫の幼虫移行症
1.はじめに
2.疫学
(1)発育環
(2)ヒトおよび非固有宿主での発育環
(3)ヒトの回虫幼虫移行症の疫学
3.診断
(1)内臓移行型
(2)眼球移行型
(3)中枢神経移行型
(4)診断法
4.治療
5.予防・対策
第33章 肝蛭症
1.はじめに
2.疫学
(1)生態
(2)感染経路
(3)病因
(4)ヒトの疫学
(5)動物の疫学
3.診断
(1)ヒトの診断
(2)動物の診断
4.治療
(1)ヒトの治療
(2)動物の治療
5.予防・対策
(1)ヒトの予防
(2)動物の予防
6.その他
第34章 クリプトスポリジウム症
1.はじめに
2.疫学
(1)病因
(2)生態
3.診断
(1)症状
(2)診断法
4.治療
5.予防・対策
6.その他
第35章 トキソプラズマ病
1.はじめに
2.疫学
(1)病因
(2)感染経路
(3)生態
3.診断
(1)症状
(2)診断
4.治療
5.予防・対策
36章 エキノコックス症
1.はじめに
2.疫学(生態、感染経路、病因)
3.診断(症状・診断法)と治療
(1)ヒトの診断と治療
(2)動物の診断と治療(感染源となる終宿主:キツネ、イヌ、ネコ)
4.予防・対策
5.感染源対策の新しい展開
6.おわりに
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