目次
Ⅰ部 古代製鉄技法『たたら』
1章 『たたら』と『玉鋼』
1.1 はじめに:1.2 「神話とたたらの里」横田町へ:1.3 たたら精錬の特徴:1.4 操業前の準備:1.5 操業中の『たたら』:1.6 けら出し:1.7 『玉鋼』の良さ:1.8 おわりに
2章 アニメ「もののけ姫」に見るたたら製鉄
2.1 はじめに:2.2 鉄をつくる:2.3 たたら製鉄の場面:2.4 自然とたたら製鉄との関わり
3章 刀鍛冶を訪ねて
3.1 はじめに:3.2 日本刀のできるまで:3.3 工房見学:3.4 焼入れ実験風景:3.5 見学を終えて
4章 日本刀の鑑賞
4.1 はじめに:4.2 姿・形:4.3 展示の仕方:4.4 刀剣の分類:4.5 刀の装具:4.6 刃紋:4.7 錵、匂:4.8 相州正宗
5章 茶の湯釜
5.1 はじめに:5.2 茶釜の歴史:5.3 茶釜の産地:5.4 季節による釜の使いわけ:5.5 変容する茶の湯:5.6 底の張替え:5.7 和銑へのこだわり:5.8 釜を科学的に見る:5.9 おわりに
6章 釜をつくる
6.1 はじめに:6.2 デザインの決定:6.3 引き板の製作:6.4 造型作業:6.5 塗型:6.6 鐶付の型づくり:6.7 地紋付け(模様入れ):6.8 肌打ち(荒らし):6.9 中子納め:6.10 溶解:6.11 鋳込み:6.12 型ばらし:6.13 焼締め(焼抜き):6.14 補修:6.15 表面仕上げ:6.16 蓋の製作:6.17 おわりに
Ⅱ部 鋳物をつくる
1章 奈良の大仏はどのようにしてつくられたか
1.1 はじめに:1.2 背景:1.3 奈良の大仏は一体でつくられたのではない:1.4 おわりに
2章 鎌倉の大仏はどのようにしてつくられたか
2.1 はじめに:2.2 背景:2.3 鎌倉の大仏も一体にはつくられていない:2.4 外型をつくる:2.5 中子をつくる:2.6 鋳込み作業:2.7 各段の接合方法:2.8 型ばらし:2.9 仕上げ:2.10 鍍金(金めっき):2.11 おわりに
3章 昭和の大仏はどのようにしてつくられたか
3.1 はじめに:3.2 鋳造と溶接の複合技術による製作:3.3 基礎工事:3.4 模型の製作:3.5 鋳型をつくる:3.6 鋳込み作業:3.7 組立て作業:3.8 仕上げ加工:3.9 おわりに
4章 大物鋳物の製作法
4.1 はじめに:4.2 鋳物とは:4.3 製作物(ケーシング)の概要:4.4 鋳造方案:4.5 鋳型をつくる:4.6 鋳込み作業:4.7 型ばらし作業:4.8 仕上げ作業
5章 鋳掛け作業
5.1 はじめに:5.2 鋳掛け:5.3 鋳掛け作業の方法:5.4 大仏の鋳掛け作業:5.5 鋳掛け師と鋳物師:5.6 江戸時代の鋳掛け職人:5.7 強度評価:5.8 鋳ぐるみ:5.9 おわりに
6章 鋳物のお医者さん
6.1 はじめに:6.2 鋳物のお医者さん:6.3 ねずみ鋳鉄の溶接性:6.4 溶接補修の方法:6.5 大物鋳物の溶接補修:6.6 小物鋳物の溶接:6.7 溶接箇所は下向きにする:6.8 強度評価:6.9 なぜガス溶接なのか:6.10 おわりに
Ⅲ部 鋳造の伝統技法
1章 現代の鋳物師
1.1 はじめに:1.2 川口の鋳物:1.3 現代の鋳物師:1.4 天水鉢:1.5 おわりに
2章 鐘をつくる-1
2.1 はじめに:2.2 梵鐘の形式:2.3 和鐘各部の名称:2.4 鋳物の歴史:2.5 梵鐘の製作:2.6 平和の鐘:2.7 おわりに
3章 鐘をつくる-2
3.1 はじめに:3.2 鐘の市場性:3.3 造型作業:3.4 溶解作業:3.5 仕上げ作業:3.6 表面処理:3.7 おわりに
4章 鐘をつくる-3
4.1 はじめに:4.2 造型:4.3 溶解・鋳込み:4.4 仕上げ:4.5 製品:4.6 おわりに
5章 こしき炉による溶解
5.1 はじめに:5.2 こしき炉:5.3 溶解準備:5.4 溶解作業:5.5 出湯:5.6 鋳込み:5.7 操業終了:5.8 おわりに
Ⅳ部 鐘を訪ねて
1章 天下の三鐘
1.1 はじめに:1.2 東大寺の鐘:1.3 園城寺の鐘:1.4 平等院の鐘:1.5 神護寺の鐘:1.6 おわりに
2章 三大鐘
2.1 はじめに:2.2 方広寺の鐘:2.3 知恩院の鐘:2.4 古鐘における三大鐘:2.5 世界最大の鐘:2.6 中国最大の鐘:2.7 韓国最大の鐘:2.8 幻の大鐘:2.9 おわりに
3章 鎌倉の三名鐘
3.1 はじめに:3.2 鎌倉時代の鐘の特徴:3.3 鎌倉の三銘鐘:3.4 おわりに
4章 中国鐘
4.1 はじめに:4.2 鋳造法:4.3 和鐘の祖型:4.4 中国南方域でつくられた鐘:4.5 中国北方域でつくられた鐘:4.6 龍頭の製作法:4.7 龍頭の下に見られる穴:4.8 おわりに
5章 朝鮮鐘―新羅時代
5.1 はじめに:5.2 特徴:5.3 各部の名称:5.4 鋳造法:5.5 日本に現存する新羅時代の朝鮮鐘:5.6 おわりに
6章 朝鮮鐘―高麗時代
6.1 はじめに:6.2 特徴:6.3 高麗時代の鐘:6.4 おわりに
7章 韓国鐘をつくる
7.1 はじめに:7.2 背景:7.3 模型製作:7.4 造型作業:7.5 型被せ:7.6 溶解・鋳込み作業:7.7 蝋型の復元:7.8 製品例:7.9 おわりに
8章 時の鐘
8.1 はじめに:8.2 「時の鐘」を撞く数:8.3 江戸の「時の鐘」:8.4 川越の「時の鐘」:8.5 わが国の時計:8.6 韓国・中国の「時の鐘」:8.7 おわりに
9章 半鐘
9.1 はじめに:9.2 梵鐘と半鐘(喚鐘):9.3 火消しと火の見櫓:9.4 半鐘の鳴らし方:9.5 半鐘の行方:9.6 寺院の半鐘(喚鐘):9.7 おわりに
10章 音を奏でる鐘
10.1 はじめに:10.2 編鐘:10.3 銅鐸:10.4 カリヨン:10.5 ハンドベル:10.6 おわりに
11章 鐘こぼればなし
11.1 はじめに:11.2 金石文:11.3 国宝、重要文化財の鐘:11.4 妙心寺の鐘:11.5 興福寺の鐘:11.6 大聖院の鐘:11.7 広隆寺の鐘:11.8 龍王寺の鐘:11.9 円照寺の鐘:11.10 ドラム缶の鐘:11.11 関東大震災慰霊鐘:11.12 おわりに
索引
あとがき
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