目次
―基礎編―
第1章 有限要素法のモデル化技術
1.1 シンキングCAEと設計のルール(1.シンキングCAE:2.心眼とTRIZ:3.設計プロセスとCAE:4.構造設計上の概念的ルール:5.構造設計上の具体的ルール)
1.2 大まかな解析と数値シミュレーションとしての有限要素法の重要性(1.大まかな解析:2.有限要素法による解析の意義:3.有限要素法と材料力学との協調)
1.3 有限要素法使用上の概略ルール(1.有限要素法の定義:2.有限要素法の利用上のルール:3.構造要素特性、要素のタイプの選択:4.要素の構造特性)
1.4 有限要素のタイプと要素モデルの解析精度(1.剛性方程式の統一的定式化:2.要素モデルに求められる要件:3.代表的な要素モデルの特性:4.要素剛性マトリックスの数値積分)1.5 解析モデルの作成技法(1.解析モデルの作成法:2.構造体の対称性の利用:3.構造の対称性の利用例)1.6 解析モデルの精度向上技法(1.解析モデルにおける誤差:2.数値解析例)1.7 材料力学の知識の有効利用(1.サンブナンの原理の応用:2.応力と応力集中:3.材料の性質)
1.8 解析結果に対するチェック(1.チェック例:2.結果のチェック法)1.9 応用事例
[事例A]集中荷重を受ける平面突起部の応力集中
[事例B]圧力容器の端部における応力
[事例C]遠心送風機の応力発生メカニズム参考文献
-応用編-
第2章 アダプティブ法による有限要素解析
2.1 アダプティブ法
2.2 アダプティブr法(節点移動法)による解析結果の精度向上(1.OPTIMESHにおけるアダプティブr法:2.大坪らのアダプティブr法)
2.3 アダプティブh法(要素細分割法)による解析結果の高精度化(1.誤差ノルム評価に基づく大坪らのアダプティブh法:2.誤差ノルム評価に基づくO.C. Zienkiewiczらのアダプティブh法:3.誤差の収束特性に基づく横山らのアダプティブh法)
2.4 アダプティブp法(要素高次化法)による解析結果の高精度化(1.アダプティブp法:2.横山らによるアダプティブp法(二次元静弾性応力解析):3.横山らによるアダプティブp法(三次元静弾性応力解析):4 Pro/Mechanicaにおけるアダプティブp法
参考文献
第3章 応力集中の解析・破壊力学への適用
3.1 はじめに
3.2 応力集中係数の定義
3.3 代表的形状の応力集中係数の評価
3.4 疲労強度に及ぼす応力集中の影響
3.5 破壊力学への適用(1.き裂端近傍の変形様式:2.破壊力学パラメータ)
3.6 応力拡大係数の評価法(1.変位外挿法:2.応力外挿法:3.エネルギー法による評価:4.J積分による評価)
3.7 解析結果(1.モードI変形のみの場合:2.モードIとIIの変形が混在した場合:3.破壊力学による健全性評価)
参考文献
第4章 接触問題の非線形現象と解析
4.1 はじめに
4.2 接触力学の基本概念(1.接触/口開き状態と移動境界:2.固着/すべり状態とマイクロスリップ:3.荷重経路に依存する非線形現象:4.接触問題の分類と特性)
4.3 ラグランジュ乗数法とペナルティ関数法(1.ラグランジュ乗数法:2.ペナルティ関数法:3.ラグランジュ乗数法とペナルティ関数法の比較)
4.4 接触問題における有限要素法の定式化(1.接触条件の種類と定式化:2.ラグランジュ乗数法に基づく定式化:3.ペナルティ関数法に基づく定式化:4.数値計算方法)
4.5 数値計算例(1.軸の焼ばめ問題:2.ヘルツの接触問題:3.かん合部品のスティック・スリップ問題)
4.6 まとめ
参考文献
第5章 材料非線形問題の解析
5.1 降伏応力
5.2 材料の降伏(1.相当応力と相当塑性ひずみ:2.初期降伏と後続の降伏:3.降伏条件)
5.3 硬化法則(1.等方硬化則:2.移動硬化則)
5.4 塑性流れ則
5.5 弾塑性構成式(1.弾性域での構成式:2.塑性域での構成式)
5.6 弾塑性解析例
参考文献
第6章 動解析への応用
6.1 振動の基礎(1.自由振動:2.強制振動)
6.2 振動解析の方法(1.固有値解析:2.周波数応答解析:3.過渡応答解析)
6.3 有限要素モデル(1.モデル化の概要:2.質量モデル:3.減衰)
6.4 固有値解析の事例
[事例1]棒の縦振動の固有振動数と固有モード
[事例2]平面トラスの固有振動数と固有モード
[事例3]四辺形平板の曲げ自由振動(変形の対称性の適用例)
[事例4]グヤン縮小法による固有値解析
[事例5]補強材の付いた長方形板の固有値解析-線形解析
6.5 直接積分(1.時間ステップ幅Δtと精度:2.時間ステップ幅Δtと安定性)
[事例6]
6.6 モード解析法
[事例7]モード解析法による周波数応答解析と過渡応答解析
参考文献
第7章 感度解析
7.1 差分法による感度解析
7.2 静的感度
7.3 固有値の感度
7.4 感度解析の例
参考文献
第8章 最適設計への応用
8.1 最適化手法(1.最適化問題の定式化:2.感度解析ベースの手法:3.確率ベースの手法)
8.2 適用事例
参考文献
索引
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