メカトロ油圧技術

3,960 (税込)

油圧機器・システムに関するメカトロ制御とダイナミックスに焦点を絞り、応用技術までを解説。

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カテゴリー: ,
判型 A5判
第1版
ページ数 199
発行日 2001/07/10
ISBN-13 978-4-8425-0084-3 C3053
ISBN-10 4-8425-0084-0
JAN 1923053036002
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図書館: カーリル
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目次

1章 メカトロニクス化の油圧機器
 1. 油圧制御システムの特徴
 2. 油圧制御システムの構成
 3. 油圧ポンプの制御
 4. 油圧制御弁

2章 油圧システムの適応制御
 1. 適応制御とは
 2. 適応制御理論の基礎
 3. 電気・油圧サーボ系へのz変換を用いた適応制御系の設計
 4. 適応制御理論の応用

3章 油圧システムのファジィ制御
 1. ファジィ制御の基礎理論
 2. ファジィ制御の特徴と問題点
 3. ファジィ制御の油圧システムへの応用事例概観
 4. ファジィ制御の油圧システムへの適用事例
 5. 学習型ファジィ制御における位相補償性

4章 ロバスト制御
 1. 制御とは、ロバストとは
 2. H 制御
 3. スライディングモード制御
 4. 2自由度制御
 5 実験を通してのロバスト制御手法の比較と評価
 6 おわりに

5章 油圧システムのニューラルネットワーク制御
 1. 制御技術の変遷
 2. ニューラルネットワーク応用制御技術の背景
 3. ニューラルネットワークの構造と特徴
 4. ニューラルネットワークの機能
 5. オートチューニングへの適用例
 6. 圧延機制御での適用例
 7. おわりに

6章 油圧応用アクティブ振動制御
 1. 振動制御の基礎理論
 2. 自動車の油圧応用アクティブ振動制御
 3. 鉄道車両の油圧応用アクティブ振動制御

第7章 高効率油圧システム
 1. はじめに
 2. 定圧力源システム
 3. 油圧トランスミッション
 4. HMT(Hydro-Mechanical Transmission)
 5. 車両におけるエネルギー回収システム
 6. マルチアクチュエータ開回路における省エネルギーシステム
 7. プレス分野における省エネルギー回路

索引

説明

油圧機器・システムは、比較的大きな動力伝達が可能であり、また制御が容易であるという特徴もあって、工作機械、土木建設機械、自動車、鉄道車両、船舶、航空機、荷役機械などの多岐にわたる分野で用いられてきている。

近年においては、半導体技術、コンピュータ技術およびそれらを取り巻く周辺技術の長足の進歩に伴って、油圧機器・システムも他の諸機械・装置と同様にエレクトロニクス化をはじめとして新たな展開がなされている。
特に、ハイドロ・メカニカルな油圧技術から油圧技術とメカトロ制御技術とが融合化したメカトロ油圧技術へのの展開が著しく、これまでよりも一層の高機能化・高性能化・高品質化・インテリジェント化を指向した研究開発に力点が置かれているようである。

これからの油圧機器・システムの設計・開発に必要とされる要素技術は、いままでよりも多岐にわたることになったが、特に動的問題に対処するためのダイナミックスと性能・機能・高度化のための制御技術のウェイトが大きくなっている。

このような背景を踏まえて、本書では油圧機器・システムに関するメカトロ制御とダイナミックスに焦点を絞り、基礎的・先端的理論とそれらの応用技術を解説する。
また、応用例を挙げて、理論の理解を助け、かつ深めるように努めている。

制御という面だけからでは多くの専門書が出版され、また、油圧機器・システムについてもハイドロ・メカニカルな内容に特定した書籍が数多く出版されているが、本書は両者を融合させる形と内容でまとめ上げた執筆者各位の労作である。
執筆者らは、本書に関係のある最先端の分野で活躍中の方々であり、研究開発に関する多くの体験・知見をもとに、メカトロ化した油圧機器・システムの構成・動作・機能・応用例などを理論とともに要領よく解説している。
本書は、新たな展開と技術革新を画しつつあるメカトロ油圧技術をこれから学ぶ方々の入門書・啓蒙書となろう。

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