農業および園芸 2024年5月1日発売 第99巻 第5号

2,420 (税込)

農学・農業上の新しい研究と実際増益に役立つ内外の新説を、迅速かつ正確に提供することを主眼に毎号、現在直面している話題を巻頭に、論説・総説・資料、実用記事、研究要報、外国文抄録、連載記事、新品種解説、ニュースなどを掲載のわが国唯一の農業総合誌です。最新知見の収集にぜひご購読下さるようお薦めします。

在庫あり

判型 B5判
発行日 2024/05/01
JAN 4910073030544
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目次

口絵

季節の花〔170〕-5月の花 キレンゲツツジ、ブルーレースフラワー、キランソウ、ニワゼキショウ、ハッカクレン、コバノキササゲ

元 島根大学 生物資源科学部
細木高志

当面の話題

害虫の復活

編集部

論説・総説・資料・実用

レタスにおけるチップバーン発生抑制に関する研究

園芸研究家
三浦周行

島根オリジナルメロン「ゴールデンパール®」新系統“島交4843”の育成とその特性

島根県農業技術センター
現、島根県西部農林水産振興センター
郷原 優

低濃度エタノールを利用した土壌還元消毒法によるショウガ青枯病の防除

高知県農業技術センター
矢野和孝

水田における堆肥連用が土壌化学性と水稲収量に与える影響

山口県農林総合技術センター
有吉真知子
河野竜雄
美祢農林水産事務所
原田夏子

連載記事

近代園芸学事始め[49]―連載[39]~[41]の補足事項について―

東北大学名誉教授
金浜耕基

移行期の乳牛の管理〔11〕春機発動(puberty in cattle)

信州大学名誉教授
辻井弘忠

縄文人の生活~その衣食住を探る~〔8〕
縄文人の食べ物と食べ方~ドングリとクリをどのようにして食べたか~

元大阪府立大学大学院教授
樽本 勲

牛海綿状脳症(BSE)と特定危険部位(SRM)と肉骨粉・動物性油脂の取扱い状況[2]
-英国でのBSE発生動向、肉骨粉の輸出-

獣医師
技術士(農業-畜産)
博士(農学)
森山獣医師・技術士事務所代表
(一般社団法人)日本シニア起業振興機構(J-SCORE)理事
森山浩光

竹粉サイレージの給与が黒毛和種去勢肥育牛の発育と肉質に及ぼす影響と適切な給与基準(1)
~竹の飼料化方法の検討~

鹿児島大学農学部
大島一郎

ジャック・ハーラン著「Crops and Man(作物と人間)」第3版
栽培植物と人間の共進化について伝えるもの[29]
第12章 エピローグ:ここでの責任者は誰か?

元 農研機構バイオマス研究統括監
中川 仁

農界ニュース

説明

新連載

竹粉サイレージの給与が黒毛和種去勢肥育牛の発育と肉質に及ぼす影響と適切な給与基準

著者が直近10年で携わった肉用牛向けの孟宗竹の飼料化に関する研究で得た知見を紹介する。

(1)~竹の飼料化方法の検討~

放置竹林問題を解決するためには、放置竹林に対してとにかく物理的管理を行わなければならない。高齢化や後継者不足の中、竹林管理を人海戦術で行うには限界があるため、専門業者や大型機械の力を借りる必要があるが、その費用を賄うだけの新たな経済的価値を竹林に見出す必要が生じてくる。

すなわち、竹林管理後に排出される竹材の「出口戦略」として新たな活用法の検討が求められるのである。現在までに、この新たな活用法が様々な分野で模索され、実用化されつつある。著者の専門である畜産分野でもこれまでに飼料化や敷料化としての活用が試みられている。

これらの活用法が広く普及すれば、放置竹林は単なる厄介者という存在から竹材を安定的に供給してくれる存在へと変貌を遂げ、そこから創出される経済的価値が持続的な竹林保全につながる可能性がある。

鹿児島大学農学部
大島一郎

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