農業および園芸 2023年1月1日発売 第98巻 第1号

2,420 (税込)

農学・農業上の新しい研究と実際増益に役立つ内外の新説を、迅速かつ正確に提供することを主眼に毎号、現在直面している話題を巻頭に、論説・総説・資料、実用記事、研究要報、外国文抄録、連載記事、新品種解説、ニュースなどを掲載のわが国唯一の農業総合誌です。最新知見の収集にぜひご購読下さるようお薦めします。

在庫あり

判型 B5判
発行日 2023/01/01
JAN 4910073030131
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目次

口絵

季節の花〔154〕-1月の花
キンシナンテン,メディオカルカー・デコラツム,パキカウロス・ヌンムラリア,バンダ,デンドロビウム・ブレニアナム,グリフィニア・ロカエ

日本農学会シンポジウム
「カーボンニュートラルの達成にむけた農学研究」

2022年度日本農学会シンポジウム カーボンニュートラルの達成に向けた農学研究

(一社)日本農学会副会長
高崎健康福祉大学 農学部長
東京大学名誉教授
大政謙次

食料生産と気候変動緩和の一石二鳥~土壌は地球を救う!~

農研機構 農業環境研究部門
白戸康人

家畜由来の温室効果ガス低減の取り組み

農研機構 畜産研究部門
野中最子

園芸生産に要するカーボンの排出削減に向けた技術革新

千葉大学大学院園芸学研究院
彦坂晶子

ゲノム編集が引き出す植物の未知なる可能性―ゼロエミッション,マイナスエミッションに向けて―

農研機構 生物機能利用研究部門
遠藤真咲

再生可能エネルギー発電をマネジメントする―中国地方の農協小水力を事例に―

岡山大学学術研究院 環境生命科学学域
本田恭子

木材利用によるカーボンニュートラル社会への貢献

東京大学大学院 農学生命科学研究科
恒次祐子

環境保全と食糧生産および農業経営を安定化させるカギは土壌炭素

北海道大学大学院 農学研究院
佐々木章晴

地域バイオマスを活用した堆肥づくりと除染後農地土壌の肥沃度向上

東京大学大学院 農学生命科学研究科
溝口 勝

小特集
「21世紀の持続可能SDGsな農業のあり方を考える」

21世紀の持続可能SDGsな農業のあり方を考える

日本獣医生命科学大学名誉教授
松木洋一

サステイナブルな暮らしをつくる畜産

(株)秋川牧園
秋川 正

ケージ飼育から資源循環型経営システムへの転換
―戦略的に畜産規模を縮小する―

黒富士農場
向山一輝

持続可能な北海道酪農への転換をめざして

ジャーナリスト
滝川康治

日本における小規模有畜複合農業経営の存在意義と持続可能性

上林自然農園グループ
氏本長一

論説・総説・資料・実用

有機液肥施与の効果に関する研究

園芸研究家
三浦周行

ワサビ苗の伝統的種子更新方法―岐阜県を事例として―

岐阜大学応用生物科学部
山根京子
小林恵子

連載記事

近代園芸学事始め[42]
―『空語集』に記された松本十郎の人事と札幌農学校に関連する項目について(その1)―

東北大学名誉教授
金浜耕基

ジャック・ハーラン著「Crops and Man(作物と人間)」第3版
栽培植物と人間の共進化について伝えるもの[13]第6章 栽培化の動態

浜松ホトニクス株式会社
中川 仁

農界ニュース

説明

今月のピックアップ

日本農学会が昨年10月に開催したシンポジウムの内容を紹介します。

今回の主題は、「カーボンニュートラルの達成にむけた農学研究」です。地球温暖化の問題に関して、各分野の権威が農業の環境負荷の低減のための方策を解説します。

また、今号から3回にわたって、小特集「21世紀の持続可能SDGsな農業のあり方を考える」を掲載します。
環境負荷の低減やアニマルウェルフェアの実現に向けた、研究者や農家の考察を紹介します。

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