機械の研究 2018年4月1日発売 第70巻 第4号

2,750 (税込)

本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
究成果を平易に解説しています。

判型 B5判
発行日 2018/04/01
JAN 4910028170486
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目次

展望・総説・解説

棒線材の引抜き・圧造におけるFEM解析の最前線/吉田一也
高温放置による玉軸受転動体の幾何学的形状変化と回転非同期振れへの影響/野口昭治
摩擦物理学,形成の軌跡― 複雑現象を“Skim the cream off”―/榎本祐嗣

連載講座

パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(1)―地球温暖化の新ルール「パリ協定」の発効―/伊藤義康
CFDの基礎講座(3)気液混相流の統一解法 ―技術的要約 その2―/棚橋隆彦
機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(4)―超高サイクル疲労に関する草創期の研究(2)―/酒井達雄
産業安全工学(7)―リスクマネジメント―/堀田源治
材料と設計(84)72.燃料電池車の開発と実用化の動き/宮入裕夫

コラム:一杯のコーヒーから(135)

IEEE SMC(2)/福田収一

説明

巻頭記事「棒線材の引抜き・圧造におけるFEM解析の最前線」

有限要素法(Finite Element Method、FEM)は、材料を節点で囲まれた微小領域(要素)に分割し、
引抜き加工(負荷)中の応力やひずみを詳細に算出することができる解析法である。

棒線材の引抜き製品の不具合の中で最も多い表面性状と内部割れに関する
FEM解析事例を中心に解説し、また棒線材の冷間圧造におけるキズFEM解析についても述べる。

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