機械の研究 2021年4月1日発売 第73巻 第4号

2,750 (税込)

本誌「機械の研究」は、1949年(昭和24年)、それまでの
機械工学の概念を脱却して、工学・工業の一環としての機
械工学に関する新しい研究と技術の進歩を提供する事をそ
の主眼に創刊した月刊誌です。工学全般・工業に関連した
研究分野において、最新かつ重要な学理および興味深い研
究成果を平易に解説しています。

在庫あり

判型 B5判
発行日 2021/04/01
JAN 4910028170417
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目次

展望・総説・総論

2D製図規格(JIS B 0001:2019)の概要(旧版との比較)

関東学院大学
理工学部 機械学系 教授
金田 徹

連載講座

詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(31)(32)(33)
第5部 ねじの締付け(4)(5)
第6部 一般ねじ部品(1)

酒井ねじ締結相談室 室長 工学博士
日本機械学会フェロー
酒井智次

流体シミュレーション・ソフトウェア講座
Flowsquare+による数値熱流体力学(8)
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Nora Scientific 代表
東京工業大学 工学院 助教
源 勇気

CFDの基礎講座(39)
化学反応速度と化学平衡 その2

慶應義塾大学 名誉教授
棚橋隆彦

機械加工における雰囲気が加工現象に及ぼす影響(3)
シミュレーションせん断実験による塗布効果のメカニズムの検証

岡山理科大学 工学部
機械システム工学科 名誉教授
金枝敏明

パリ協定以降の世界と日本のエネルギー動向(36)
発電システムの将来展望 その 2

一般財団法人 航空宇宙技術振興財団 評議員
伊藤義康

機械構造用金属材料の超高サイクル疲労(33)
6. VHCF–2~VHCF–4の10年間の研究動向(13)

立命館大学 名誉教授
酒井達雄

コラム:一杯のコーヒーから(171)

自己(Self)の時代

Stanford University visiting professor
慶應義塾大学 顧問
福田収一

特別講座:機械系大学院入試問題演習(4)

材料力学:神戸大学2018年夏季実施より

宮崎大学 工学教育研究部 教授
河村隆介

工学・工業界ニュース

説明

記事ピックアップ
「詳しく学ぶ ねじ締結の基礎(32)」

[問題 5.5.1]

締付けトルク \(T = 100\,\mathrm{Nm}\) で締めたボルトを、増し締め側にトルクレンチを回して再び測定したトルク(増し締め検査トルク) \(T’\)  が \(110\,\mathrm{Nm}\) となった。\(10\,\mathrm{Nm}\) だけボルトが締まったと解釈してもよいか?

[問題 5.5.2]

締付けトルク  \(T=40\,\mbox{~}\,60\,\mathrm{Nm}\)、検査による偏り \(D = (T’_\mathrm{m} – T_\mathrm{m}) = 5\,\mathrm{Nm}\)、検査トルクの標準偏差 \(\sigma_{T’} = 4\,\mathrm{Nm}\) の場合、締結部の増し締め検査トルク \(T’\) の合格範囲はいくらに設定すればよいか?

酒井ねじ締結相談室 室長 工学博士
日本機械学会フェロー
酒井智次

ねじ締結に関する解説記事では、毎号問題を掲載しております。果たして問題の答えは?

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