目次
1章 大気汚染による植物被害の変遷
1.江戸時代・明治時代の鉱山周辺の二酸化イオウによる煙害
2.大正・昭和前期における煤塵・二酸化イオウによる都市型大気汚染
3.戦後の経済成長期以降の工場周辺のさまざまな大気汚染物質
4.安定経済成長期の都市・生活型の広域大気汚染
5.地球規模の大気環境問題
2章 大気汚染物質と大気質の変化
1.大気汚染物質の動態
2.地球規模大気質の変動)
3章 二酸化イオウによる植物被害
1.被害症状
2.被害の発生と二酸化イオウ濃度
3.二酸化イオウの作用メカニズム
4章 光化学オキシダントによる植物被害
1.オゾン
2.パーオキシアセチルナイトレート
5章 窒素酸化物による植物被害
1.被害症状、被害の発生とNO濃度
2.二酸化窒素の作用メカニズム
6章 大気環境の悪化を警告する指標植物
1.二酸化イオウの指標植物
2.フッ化水素の指標植物
3.エチレンの指標植物
4.オゾンの指標植物
5.PANの指標植物
6.指標植物法が目指すもの
7章 酸性雨による農作物被害
1.被害症状
2.農作物の生長・収量への影響
3.酸性雨による土壌の酸性化と炭酸カルシウムによる中和
8章 森林衰退
1.森林衰退の現状
2.森林衰退の原因仮説
3.日本における森林衰退に関する野外調査
4.日本における森林衰退の原因仮説の検証
5 おわりに
9章 地球温暖化の植物への影響予測
1.温暖化のメカニズム
2.温室効果ガス
3.温暖化の将来予測
4.温暖化による農業生産への影響
5.新たな気候変化シナリオに基づく影響評価
6.森林生態系への影響
7.残された問題
10章 紫外線増加に対する植物の反応
1.オゾン層の形成と生物の進化
2.生体物質への影響
3.植物に対するUV‐Bの影響
4.紫外線増加が農作物の生長・収量への影響
5.樹木と各種生態系へのUV‐Bの影響
6.UV‐Bが生態系に及ぼす間接的な影響
7.競合バランス
8.おわりに
11章 大気-植生-土壌系における二酸化炭素交換
1.植物の二酸化炭素交換に関わる生理機構
2.大気-植生-土壌系の二酸化炭素交換
3.植物と環境との二酸化炭素交換に関するモデル
4.大気-植生-土壌系の二酸化炭素交換モデルの例
12章 水田・湿地からのメタン発生
1.水田・湿地におけるメタンの生成および分解
2.大気への放出
3.水田からのメタンの発生量
4.水稲体内を介したメタン放出機構
5.水田からのメタン放出に係わる要因
6.水田におけるメタンフラックスおよび土壌水中のメタン濃度の季節変化
7.水稲体内を介したメタン輸送モデル
8.水田土壌内における気泡の存在が水稲を介したメタン輸送に影響を及ぼすか?
9.おわりに
13章 植物の持つ大気浄化機能
1.植物のガス交換機能
2.沈着速度と沈着量評価
3.植物生産量を利用した植物の大気浄化能の評価
4.おわりに
索引
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