目次
1.低速の流れの中における翼の特性(1.翼の形、2.二次元翼に生じる力、3.三次元翼に働く力、4.粘性の影響)、
2.高速の流れの中における翼の特性(1.高亜音速流中の二次元翼の特性、2.超音速流中の二次元翼の特性、
3.高速の流れの中における三次元翼の特性)、
3.翼の弾性変形の影響(1.翼のダイバージェンス、2.翼のフラッタ)、
4.回転翼とその応用(1.回転翼の種類、2.回転翼の特性、3.翼列、4.水流とキャビテーション)、
付録1.流体の性質、
付録2.NACA翼型、
付録3.飛行機の翼、
付録4.風洞と実験法
説明
昔から人間は大空を飛行することに大きな憧れを抱いていた。子供のときに、紙飛行機や凧をあげて遊んだ経験のない男子は少ないと思われるし、最近は手づくりの人力飛行機のコンテストがテレビで放映されて人気を博しているのもそのせいであろう。飛行機は翼の力で空中に浮かぶことができる。本書の目的は、翼という特異な形の物体に興味をもち、その特性を理解して色々な問題に応用したい読者に対して、基礎的な理論をまとめてできるだけ平易に記述した小冊子を提供することである。第1章では、特に応用分野の広い固定翼の低速の流れの中における特性について、第2章では、固定翼の高速の流れの中における特性について、第3章では、翼の弾性変形の影響について、第4章では、回転翼について述べている。
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