生物から学ぶ流体力学

2,640 (税込)

生物に関わる流れから、力学、運動、流体に関する物理を学び、モデル化して理解する。

在庫あり

判型 A5判
第1版
ページ数 168
発行日 2010/10/05
ISBN-13 978-4-8425-0474-2 C3053
ISBN-10 4-8425-0474-9
JAN 1923053024009
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図書館: カーリル
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目次

1.生物の運動観察
2.流体力学の基礎
3.テッポウ魚の力学
4.水鳥の着水
5.イカの推進
6.カワセミのくちばし
7.カエルの泳ぎ
8.フグの瞬発的泳ぎ(抗力型)
9.サメの泳ぎ(揚力型)
10.ムササビの飛行(滑空)
11.鳥の飛行(揚力利用)
12.蝶の飛行(クラッピング)
13.アメンボが水面に浮ける理由(表面張力)
14.微生物の移動(仮想質量による慣性力)
15.クラゲの泳ぎ
16.蚊の吸血
索引

説明

本書の構成は、大きく三つの部分からなる。
すなわち、
(1)観察すべきものは何か
(2)観察した運動を解釈するために最低限必要な流体力学
(3)生物の代表的運動と流体力学の関わり
である。
目次からわかるように、第1章が(1)に、第2章が(2)に、第3章から第16章までが(3)に相当する。
各章は独立しているので、読者の興味によって、どこから読み始めてもよいようになっている。
本書の特徴は第3章以降である。
目次には、生物に関わる、また生物が利用する流れを明記してあるので、
それを見て、
『噴流ってこういう流れなのか』
『付加質量ってこういうことだったのか』
『推力というのはこうやって生み出すのか』
『渦と抵抗とはこういう関係だったのか』
など、普通の教科書では実感できない流れの概念が本書によって理解できるようになっている。

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