トライボロジー再論 ―次世代のトライボロジストたちへ―

3,080 (税込)

『機械の研究』の連載講座『トライボロジー四方山ばなし』を単行本化。

正誤表

在庫あり

判型 A5判
第1版
ページ数 243
発行日 2013/04/18
ISBN-13 978-4-8425-0512-1 C3053
ISBN-10 4-8425-0512-5
JAN 1923053028007
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目次

第1章 トライボロジーとはどういう分野か
第2章 接触をどう考えるか
第3章 摩擦はどこまで分かっているか
第4章 ころがり接触ところがり摩擦
第5章 摩擦面の温度について
第6章 潤滑について
第7章 流体潤滑について
第8章 弾性流体潤滑
第9章 潤滑領域の遷移について
第10章 境界潤滑を考える
第11章 損傷名と用語について少々
第12章 焼付きについて
第13章 ころがり疲れについて
第14章 摩耗の話
第15章 損傷のスペクトル
第16章 トライボロジーの担い手
第17章 摩擦面の設計について
第18章 摩擦面の材料について
第19章 潤滑剤について
引用文献
索引

説明

この本の題名の “再論” には、二つの意味がある。

一つは、トライボロジーにおける常識を見直してみようという意味である。トライボロジーという名前ができてから半世紀近く経ち、この分野の中でしか通用しない常識みたいなものができて、内部のエネルギーの割には外界へのインパクトが弱くなってきたように思うのだ。そこで、このへんで一度、トライボロジーにおける常識を、工学の常識、あるいは一般社会の常識から見直す必要があるのではないかということである。

もう一つの意味は、『トライボロジー概論』(1982年、養賢堂発行) を見直そうという意味である。『トライボロジー概論』 は、かつて東京工大にいた故 岡部平八郎氏と 、『機械の研究』 誌に連載講座 『トライボロジー入門』 を書き、 それを単行本にまとめたものだった。それから30年も経ち、腑に落ちたところもあったし、自分の考えが変わったところもある。そのへんをあらためて考えてみたいと思い同誌に『トライボロジー四方山ばなし』を連載し、今回、再び単行本として出版することとなった。

この本ではところどころ寄り道をして、 学術書らしからぬ無駄話を書いた。 筆者の世代のトライボロジストがどんどん現役を引退する状況にあるので、このままでは消えてしまうであろう故事来歴のたぐいを、次世代のトライボロジストにぜひ伝えておきたい。

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