目次
まえがき
第1章 難削材切削の現状と課題
- は じ め に
- 難削材切削の現状
- 難削材切削へのシフトの健全性と不健全性
- シフト時のトラブル事例
- 難削材のピラミッド
- 難削材の被削性とは何か
- 切削技術による難削材の物理現象の制御
- 自動生産システムと技術者のハンディキャップ
- 技術者の専門職意識の低下と「ボタン病」
- 航空・宇宙材料としての切削加工技術の習得
第2章 超耐熱合金の種類,組成と被削性
- 超耐熱合金
- 超耐熱合金の種類と合金組成
- Al2O3–TiC系セラミックスによる切削データ
- 被削性指数
- 金属炭化物の生成と被削性
- 金属炭化物の生成をコントロールした合金
- 難削性を引きおこす材料特性
- 熱伝導率と高温強度
- 高温化学安定性
- 切削工具の切れ刃の熱軟化と 硬さの復元
第3章 難切削現象と工具損傷,被削性
- 難切削現象と工具損傷
- 問題の所在
- 工具損傷に関する難切削現象
- 写真データの見方
- 工具損傷から学ぶべきもの
- 工具材種の適正・不適正と工具損傷
- 切削加工の技術課題
- 材料特性を知ることの重要性
- 技術情報の閉鎖性の打開
- 切れ刃の信頼性と工具寿命
- 超耐熱合金切削の工具寿命と工具損傷
第4章 切削加工の支配要因と工具損傷の基本事例
- 切削加工の支配要因
- 切れ刃の脆性破壊損傷
- 切削加工の要因管理の重要性
- 切削油剤の効用とその限界
- 切れ刃のチッピング
- 切れ刃の欠損
- 切れ刃の破損
- 切れ刃の摩滅
第5章 せん断型切りくず ならびにノッチ損傷,ノーズ摩耗
- 難削材部品の拡大と多様化
- せん断型切りくず
- 主切れ刃部のノッチ摩耗と切れ刃ノーズ部の摩滅
- アブレッシブ物質の生成と工具摩耗
- 切削熱による摩滅摩耗
第6章 高温強度と加工硬化に起因する難切削現象
- 超耐熱合金の高温強度
- 加工硬化現象と難切削現象
第7章 切削油剤のメリットとその限界,デメリット
- 超耐熱合金と切削油剤
- 切りくず溶着の生じやすい 超耐熱合金
- 切削油剤のデメリット
第8章 旋削加工の基礎技術
- 一般材切削のデータに学べ
- 旋削加工の諸特性を把握せよ
- 旋削における要因管理の徹底を図れ!
- 切削動力(kW)を的確に把握せよ!
- 切削抵抗の 3 分力のバランスを把握せよ!
- 工具材種の選択に関する技術情報
- 切れ刃形状の選択に関する技術情報
- 切削条件の設定に関する技術情報
- 超耐熱合金の旋削データ
第9章 エンドミル切削の基礎技術
- エンドミル切削
- 超耐熱合金切削とエンドミルの適正工具材種
- インサート式エンドミルの適正切れ刃形状
- エンドミル切削における超耐熱合金の被削性
- エンドミル切削の諸特性を 把握せよ
- 正面切削におけるエンドミルの倒れ現象
- 正面切削のツールパスで段差がおこる
- 切りくず噛み込み,再切削の工具損傷
- アップカット,ダウンカットと切削現象
- エンドミルの外周刃切削とトラブル現象
- 超耐熱合金の側面切削における切削抵抗と壁面精度(まとめ)
- エンドミル刃形とエッジ品質トラブル,工具損傷
- 強ねじれ多刃エンドミル刃形とZ 軸分力
- 不等ピッチ・不等リードエンドミルの切削データ
- マルチクーラントエンドミルと工具寿命
第10章 ドリル切削の基礎技術
- ドリルと穴加工の現状
- 工具材種とドリルの種類
- 工具形状 / 構造特性とドリルの種類
- ドリル切削のウィークポイント
- 喰い付き不良とトラブル現象
- ドリル切削と超耐熱合金の被削性
- 高切削性能ドリルの開発
- 超耐熱合金への微小径穴加工技術
- エンドミルによる穴加工
第11章 正面フライス切削の基礎技術
- 正面フライス工具
- 正面フライス切削
- 工具材種の選択
- 正面フライス切削と工具損傷
- 切れ刃形状の選択
- マルチポイントツール
- 切削工具が回転する切削
- 加工形態は断続切削
- 正面フライス切削と要因管理
- 切削動力 (kW) の的確な把握
- 超硬合金,コーテッド超硬合金による切削
- 正面フライス切削での送り量と生産性
- 正面フライス切削と高能率加工
- 超耐熱合金とチタン合金の被削性
- 熱疲労クラック現象
- 切りくず特性から切削現象を学ぼう
第12章 セラミックス工具による高速・超高速切削
- 工具材種としてのセラミックス
- 高速旋削の不成功事例
- 高速旋削の成功事例(フィールドデータ)
- 超高速正面フライス切削
- 正面フライス切削の切削データ
- 高速・超高速の研究課題
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