人間動物関係論
— 多様な生命が共生する社会へ —
 
 
 
松木 洋一 監修
 
 

■定価 (2,800円+税)
■A5判 265頁
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■発行年月  2012.11
■ISBN 978-4-8425-0507-7

 
 
■概略

人間と動物の関係をより深く理解できる一冊。動物について学ぶ学生向けの一般教養書。

 
 
■解説

 本書の「動物」とは人間が生活と生産を維持するために関係し利用する対象であるが,21世紀になって西欧およびアジア日本において,動物を「感受性のある生命存在」として認識する活動が強まっており,いわば「生命共生主義」という新たな動物観が形成されつつある。
 人間動物関係論では,すべての生命の循環である自然生態系のなかで相互に依存している関係を考えるとともに,人類社会の進展によるその関係性の変化を動物種別に取り上げており,それとともに形成されてきた自然観・動物観を考察している。
 本書では動物について広く学ぼうとする学生向け一般教養科目書であるばかりでなく,一般読者にとっても身近な専門書としても活用されるように,従来の畜産学,獣医学,医学などと農業経済学,社会学,心理学,文化人類学などとの領域にまたがる学際的な豊富な内容となっている。

 
 
■要目

[目 次]

序 章 人間と動物の関係論について                     (松木洋一)

第1章 野生動物と人の関わり
 第1節 地球環境汚染と動物— 野生動物からのSOS —      (植田富貴子・望月眞理子)
 第2節 多様化する野生動物問題                       (羽山伸一)
 第3節 生物多様性を保全するシステムの開発 — 自然共生農業論 —      (松木洋一)
 <コラム> 外来動物問題 アライグマによる生態系影響とその対策       (加藤卓也)

第2章 畜産動物と人の関わり
 第1節 動物はいかにして家畜になったか                  (木村信煕)
 第2節 クローン技術がもたらすもの                     (河上栄一)
 第3節 アニマルウェルフェア畜産の発展             (松木洋一・永松美希)
 <コラム> 有機畜産                      (松木洋一・永松美希)

第3章 伴侶動物と人の関わり
 第1節 犬と人間                              (筒井敏彦)
 第2節 子どもの発達と動物飼育— 動物との特別な関係 —           (柿沼美紀)
 第3節 伴侶動物の問題行動                         (加隈良枝)
 第4節 ペットロスって何?                         (鷲巣月美)
 第5節 犬と猫の食事と健康                         (時田昇臣)
 第6節 動物の母性行動とホルモン                      (田中 実)
 <コラム> マンションでのペット飼育問題の解決法             (井本史夫)

第4章 人の医療・福祉補助としての動物
 第1節 アニマル・セラピーとその周辺                    (横山章光)
 第2節 障がい者乗馬                            (太田恵美子)
 第3節 障害者福祉と介助動物                        (水越美奈)
 第4節 人獣共通寄生虫病                          (今井壯一)
 第5節 さかなと人間                            (和田新平)
 <コラム> 人の生活と実験動物                      (東さちこ)
             
第5章 日本人と動物文化
 第1節 日本人の動物観                           (石田 戢)
 第2節 鯨と日本人                             (秋道智彌)
 第3節 日本人と動物園                           (成島悦雄)
 第4節 競走馬と日本人                           (青木 玲)
 第5節 日本人の動物観と保護法制— 日本における動物愛護・福祉論 —   (野上ふさ子)

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